の続き
人が交流を求める理由は
1.刺激をもとめる
2.人生の立場
3.生活時間の構造化
の3つ。これらは脳にインストールされているプログラムのようなもんで、人間である以上脳が渇望するので、避けて通ることは難しい。
そして、大人になるとこれらの交流をParent、Adalt、ChildのP・A・Cの心それぞれの立場から他者との交流を要求していく。
ここで、交流分析の考え方で面白いのは2人の対話の中での関係(交流)を
A君(P・A・C)×B君(P・A・C)が存在すると考え、
・Positiveな交流関係を築けるのは、お互い同じ立立ち位置で交流、あるいはクロスしない時であり、
・Negavieな交流となる(交流分析内ではゲーム理論)となるのは、お互いの立ち位置がクロスしている時である
と解釈することである。
つまり、スムーズにコミュニケーションを取りたければクロスしないように対応し、会話を打ち切りたいときはクロスするような返答をすれば良い。
A君×B子の場合
◆うまくいく例
A君が親心からB子を叱る場合と、B子がが従順に答える場合など
A君(P)→B子(C)の会話に対して、B子(C)→A君(A)へ返事をする場合
A君「なんでこんなことやったの?迷惑かけるからやってはダメですよ」
B子「すいません、以降気を付けます」
◆うまくいかない例
A君が親心からB子を叱るが、B子がA君に同様に回答する場合
A君(P)→B子(C)の会話に対して、B子(P)→A君(C)へ返事をする場合
A君「なんでこんなことやったの?迷惑かけるからやってはダメですよ」
B子「A君もにたようなことあったから、、気を付けないとだめですよ」
のような事例を紹介し、それぞれどうすればよいかのケーススタディが乗っている。
イメージは下記で
ある程度読んでいくと、なるぼどね~ということがたくさんあるし、会話をうまく打ち切る方法の習得できる。
つまり処世術的に会社などで「イラッ」としたときは関係がクロスしない回答をし、上司の会話がうざい場合はあえてクロスさせ打ち切ることができるようになる。
人は交流を渇望するが、Positiveフィードバックをえられないなら、Negativeなフィードバックでもいいから欲しくなる。
これを仕掛けていく(つまり、カモを探して)会話を始めるのが「ゲーム」だが、すでに最初から自分の答えは決まっているので、会話の相手が何を言っても返事は同じ。
時間の無駄。
以下はWikipedeiaより確認されているゲーム
次のものは、エリック・バーンの書籍「Games People Play」の中で発見された、最も一般的なゲームのテーマである。
- YDYB: Why Don't You, Yes But.(そうしたら?うん、でも) - これは最初に発見されたゲームである。
- IFWY: If It Weren't For You(もしあなたのためでなかったら)
- WAHM: Why does this Always Happen to Me?(どうしていつもこうなるんだ?) - 自己成就予言
- SWYMD: See What You Made Me Do(あなたのせいだよ)
- UGMIT: You Got Me Into This(あなたが始めたんでしょ)
- LHIT: Look How Hard I've Tried(こんなに頑張っているのに)
- ITHY: I'm only Trying to Help You(あなたを良くしたいだけなんだ)
- LYAHF: Let's You and Him Fight(仲間割れ) - 三角関係
ぶっちゃけて言うと、このようなゲームを仕掛ける人は暇人、また鬱傾向の人に多い気がする。手っ取り早くこうならないように回避するにはシンプルに忙しくすること。
本当の意味で人生を楽しく生きる時間を過ごすためにも
まだ見たことない方は一度本を見てみるといいかと思います。
では!