ふと、本棚をぱらぱら見て読み返してたもの
この本のエピローグでは、リーダーシップは生き様と説く。
その中で紹介されたものが黒澤映画
名前は知っているし、名作だといわれる黒澤映画だが、実際見た記憶がない。
これも生まれた時代が異なるからかもしれない。
白黒の映画なので、今時?と思うかもしれないがストーリは普遍的かつ、考えさせられる、心に刺さる。
ただし、ある程度社会人経験積んで世の中「特に役所や会社」の不条理
を知ってからでないと楽しめない映画ではある。
内容を簡単に説明すると。
まじめに、事なかれ主義で生きてきた主人公の渡辺課長が定年間近でがんの宣告を受けで余命半年と知る。そのとき、この課長が自分の人生を振り返って何も成し遂げていないことに気づく。そしていままでの人生に後悔し、それから短い時間、自分の人生で本当にやりたかった事、人のためになる事業を改めて考えそれを実行に移す。やりたいことを成し遂げた後に主人公は死んでしまうが、その死に際に全く後悔はなく楽しそうであった。この後、次期の課長は何もかわらつ事なかれ主義のままだが、渡辺課長の行った事業成果はきちんと人々を笑顔にしていた。
文字ではなかなか伝わらないが、映像、役者、ストーリーなどすばらしく、ついつい見入ってしまった。
リーダーシップから寄り道してきてしまったが、共通することがある。
望む、望まないに限らずこの「生死観」を持って生きている人は強い!
一度生死の境をさまよった、スティーブジョブス、孫正義。
前に紹介した根性論に逃げないの安宅和人。
全ての前提を取り払って本当に人生でやりたいことは?
この問いに真摯に答えを求めると人は変わる。
年に1度でも、静かに一人で本当に何をやりたいかを考える時間を持ち
内省することで真の幸福感を得られるような気がする。
いや~久々にいい映画を見たな~
あとは、黒澤映画の有名どころは全部見ないと。
また楽しみが増えちまったな、たまらん!