ちと古い本だがリクルートの戦略を深堀りするため、この本を読んでみた。
リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)
- 作者: 江副浩正
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 新書
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書いてあることは、ちょっと現代だとまずい言い回しもあるが、昔の時代を考えると、若者を鼓舞するのには十分な効果がある本。
実際、その後多くの有名な人材を輩出していること、経営がぶれないことを見ると、現代においても普遍的な真理が書かれているとみてもよい。
長い日本的な長期雇用、年功序列で進んできた近代においてこれほどの事を当時より考え行動している人物がいて、それが日本人であるというのは誇りに思える。
逆に言うと、このようなハングリー精神をもってガムシャラに努力することを是としとんがった人材が叩かれても伸び続けた昭和というのは1つの世代としては成熟していたのかもしれない。
その後、平成になり想像以上に日本が沈み、その間に近隣のASEANがものすごい勢いで伸びており、特に中国などにはあっという間に抜かれてしまった。
海外をみて感じるのは、やはり活気の差。
こればっかりは、動画ではわからないし実際に体験することでしか理解できない。
とくに、ポジティブな空気に包まれた中で生活していると自然にそのように自分も変わっていく。
今の日本を見ていると、ポテンシャルはあるがそれだけ。実際に行動する人に対し出るものをつぶす方向で動いていることが多く感じる。
旅行中の読書記録