コロナ第2波が来ておりあまり遠くに行くと白い目で見られ行動が晒される日本。
近場で新しい視点を得られるアクティビティとして、近場の美術館もおすすめだが
もう一つおすすめなのがこちら。
裁判傍聴
わかりやすく漫画から入るのもおすすめ。
これも、テレビやネットで見るだけではもったいない。
自分たちの周りの現場に、人間ドラマが多く繰り広げられている。
裁判所では、刑事と民事の両方の裁判が行われていることが多いが、
・プライバシーの関係で、HPには注目を集めた大きな事件の情報しか載っていない。
・撮影禁止のため、中の様子は実際に行かないと分からない。
ため、これも一度体験するしかない。
【見学ポイント】
裁判傍聴のおすすめポイント
1.地元でいま何が起こっているかが見えてくる
刑事事件、民事事件それぞれどのようなことが問題としてとりあげられているか、地域の問題、国に対する訴訟などのメディアでは報道されない問題が見えてくる。
身近な問題も結構トラブルがあり、どのようなことが裁判まで行くのか?が見えてくる。離婚トラブル、不動産のトラブルなどが多い印象。
2.人間ドラマ(人の弱いところ)がさらけ出されていく
殺人・ドラック・暴力・強盗など、人がなぜそのような行動をとったのか?の犯行動機の部分は聞くに値する。
たまたま見た詐欺事件の場合は、初回~1回目のの裁判で、事業に失敗し首が回らなくなった時、周り関係者に言い出せず消費者金融に手を出し、また一発逆転ねらい自分で事業を行い失敗。借金返済のために印鑑偽造し偽の契約を結び、商品を購入し中古屋に売りさばいた例があった。
3.検察官vs弁護士のリアルなディベートを直接聞ける
法律というルールの中、どのように相手から証言を引き出すか、理論・感情両面に訴えかけ判決を少しでも良いほうに持っていこうとするやり取りが面白い。
一言で人生が変わるため、真剣勝負。
先ほどの裁判では
検察は、事実を証拠ベースで証言台に立った被告人に確認、論点の破綻ないように追い込んでいく。
弁護士側は、感情に訴えかけ、反省していること、動機のところで不可抗力があるなど量刑を軽くする方向にもっていこうとしていた。
その両者の言い分を聞きながら、法律に照らし合わせつつ個別の事情を考慮し判決を下す裁判官。
聞きながら、わかりやすい説明、ロジックの組み方、反論など自分ならどう判断する?という視点で傍聴すると面白い。日本だと微妙かもしれないが、弁護士の腕が良ければ容易に判定が覆る可能性は感じることができる。
では実際に行くには・・・
日本では裁判自体は公開されているので、誰でも自由に見学が可能。
驚くほど簡単で
1.平日裁判所が開いている時間に手ぶらで裁判所に行く
2.手荷物検査
3.裁判所内で当日開かれる裁判が掲示されているので興味のあるものチェック
4.時間になったら見学
たったこれだけ。コロナの影響で傍聴できる人が半減しているため席は取りづらいかもしれないが・・・
身近に起こる事件が、法律的にどのようにみられて、裁かれるのかを見ることで
良くも悪くも日本の現状が見えてくる。