sibasenn’s diary

日々の思いや、経験したこと記録

アート思考

現代美術、Contemporary Artを楽しむための本。

 

ビジネスを突き詰めていくとあるタイミングで

「解を見つける」より「問いを見つける」ことが大事であることに気が付く。

 

解釈は人それぞれだが、自分の中では

解を見つけるのが「デザイン」問いを見つけるのが「アート」

の位置づけ。

 

 まさに今のようにコロナで自宅に籠る日々が続くと、見る世界が狭まり知らない間に考え方が固定化され、視野が狭まってしまう。

 

 

そういう時気分転換におすすめなのが現代美術。

 

 美術館という場の影響もあるが、現代美術を展示する美術館では必ずといっていいほど新しい物の見方・視座を与える作品に出合うことができる。

 

この「新しい視座を得られる体験」が重要で、これは体験するしかない。

(その人のもつ、backgroundで得られるものが違うため)

 

 この体験ができる理由は、人が類推「analogy」する能力があるからではないかと考えており、この新しい見方を手に入れることで過去に体験したことも違う視点で追体験することができるようになる。

 

 この追体験により、場合によっては過去の体験(人生観)をアップデートすることも可能になる。

 

 本の中にも書いてあったが、この新しい視座を手に入れることは短期的には思考や生活には何の影響もない。

 

 しかし長期的にみると、ある時に「そういえばこんな見方もできるな?」と気が付くことがある。

 

 この違う角度から見ることができる力は、間接的に企画や研究開発などのアイディアの源泉になっていたと後で気づく。

 

 現代美術には、強制的にこの「物の見方を人に考えさせる」効果がある。

 

 スティーブジョブスの「Connecting Dot」ではないが、現代美術には自分の想定以外のところにDotを打つことで世界が広がる効果があるのでは?と感じる。


[英語スピーチ] スティーブジョブズ 2005スタンフォード大学卒業式演説| スティーブジョブズスピーチ | 日本語字幕 | 英語字幕 | 伝説のスピーチ | Full speech

 

 美術の楽しみ方を知る意味でも、見るべき作品を探す意味でも一読の価値あり。